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本「床下の小人たち」
床下の小人たち (岩波少年文庫)
床下の小人たち (岩波少年文庫)


原題:BORROWERS メアリー・ノートン著

ジブリの次回作「借りぐらしのアリエッティ」の原作です


<あらすじ>
ケイトはメイおばさんから、おばさんが子供の頃に弟から聞いた
床下に住む小人たちの話を聞く。

それは弟がリウマチで療養していた親戚のソフィおばさんの
家の床下の話。
その床下にはポッドとホミリー、アリエッティの親子3人が暮らしていた。
アリエッティのお父さんであるポッドは床上から「借りて」くるの
が得意だ。たとえば人形用の食器だとか、帽子のピンだとか、
ビンのふたとか、そんなものだ。
でも「借りて」くるのは大変な作業である。
なにせ、人間に見られてはいけない。
見つかると、移住しなければならなくなるから。
アリエッティの母親は今の住みかが気に入っている。
暖かくて、食べ物にも困らず、アリエッティを育てるのにも
いい環境だからだ。彼女はアリエッティが本を読むことが
できるのを自慢にも思っている。

ある日、アリエッティはお父さんと一緒に床上に借りに行くことに
なった。初めて出た地上に浮かれたアリエッティは桜の木の下で「男の子」
に見つかってしまう。2人は話をするのだが、アリエッティは
この世の中には小人はたくさんいるが、人間はちょっとしかいない
と主張し、男の子は、人間は何億といるが、小人なんて他にはいないと
主張する。そこでアリエッティは他にも小人がいることを証明するために
ちょっと離れたやぶに住んでいるという親戚のヘンドリアリおじさん宛てに
手紙を書き、それを「男の子」に運んでもらうことにする。手紙は玄関の
靴ふきマットの下において置くと約束する。
手紙を置きに行くチャンスを待っていたアリエッティは
4日後にやっと手紙を置くことができる。
男の子は約束どおり、手紙を運び返事を持ってきてくれるが
そこには「おまえのルーピーおばさんに帰るように言ってくれ」と
書かれていた。つまりヘンドリアリおじさんの妻であるルーピーおばさんが
行方不明になっているということだ。
しかし、ポッドたちはそのことよりもアリエッティの軽率な行動で
男の子に居場所を知られたかもしれないことに動揺する。

その夜、床がはがされる音でホミリー達は大騒ぎになる。
しかしそれは男の子が、人形用の食器ダンスやいすを
差し入れにきてくれたのだった。最初はいぶかしがっていたホミリーも
どんどん物が運ばれてくるにつれて、大喜びする。

アリエッティはひまな時に男の子に本を読んであげる。

しかし、男の子があまりにもいろんな物を持ち出したために
意地悪な料理人のドライヴァおばさんが気づいてしまう。
おばさんは夜中寝静まってから、こっそり台所に行ったときに
床下に何か光るものを見つけ、板をこじ開ける。
そして小人を見たと大騒ぎし、床下に隠してあったガラクタを
取り出してしまう。
男の子は騒ぎが静まってからアリエッティ達を別の場所へ移そうとするが
再度ドライヴァおばさんに見つかってしまい、3日後にインドへ出発するまで
部屋に閉じ込められてしまう。ドライヴァおばさんはねずみ駆除の業者やらを呼
んでアリエッティたちをいぶしだそうとする。しかし男の子は一瞬の隙をついて
アリエッティ達の住みかとつながっている格子戸をつるはしで叩き壊し、アリエッ
ティ達の逃げ道を確保する。しかし彼女たちの無事は結局確認できないままに出発する。

その後、弟からその話を聞いたメイおばさんはアリエッティ達が移住したと思わ
れるやぶを探しまわったりしたが、彼女たちの姿を見ることはなかった。しかし
置いておいた彼女たちへの贈り物の袋が翌日にはなくなっていたり、何かの料理
の匂いはしたという。そして極めつけにアリエッティが持っていたメモ帳を発見
したという。そこまで聞くとケイトはその存在を確信するのだが、メイおばさん
は「そうでもない」という。
「アリエッティの「も」という字には癖があったのだが、「弟にも同じ癖
があったのさ」


<感想>
「借り手」「借用者」原題のBORROWERSの意味だ。
この話では「借りてくる」という言葉がよく出てくる。
まあ人間界でいえば「失敬する」的な行為なんだけど。

アリエッティは本を何冊か持っていて(豆本みたいなもの)
中にはメモランダムというタイトルの真白で何も書かれていない
本もある。
私はこのくだりが最初に気に入った。
人間がぞんざいに使っているものでもアリエッティにとっては大事なものなのだ。
だがこのメモ帳の存在が最後の重要なキーアイテムとなる。

実は私は最後の1行でひっくり返りそうになった。
えーっ、弟の空想話だったの?なんなの?という終わり方で、謎に包まれたまま
終わるのである。
原書で読むとまた違う感じなのかもしれないが、ほんとに眠気も覚める
終わり方である。
そしてここに、作者の遊び心がふんだんに出ていると思うのだ。


(私はこの終わり方に「スイミング・プール」というフランスの映画を
思い出した。この映画も負けず劣らず「えっー!?」度は高いのである。
是非一度は見て欲しい)

スイミング・プール 無修正版 [DVD]
スイミング・プール 無修正版 [DVD]


果たしてジブリがこの結末をどう描きだすのか?
非常に楽しみである。




Kari-gurashi~借りぐらし~(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)
セシル・コルベル
B0036W3X6C



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【2010/03/20 20:24】 | トラックバック(0) | コメント(-) | edit
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