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サトクリフ「トロイアの黒い船団」

トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉
トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉
1993年著

これはアーサー王伝説全3巻に続くサトクリフ・オリジナル4となっているが、このサトクリフ・オリジナルシリーズというのはどうしても他のサトクリフ作品に比べたら物足りないものを感じてしまう。

トロイ戦争はトロイの王子パリスがスパルタ王の美しい妃へレネを勝手に連れて帰ったことが原因で起こるが、この物語は、そもそもパリスがヘレネを連れ帰ることになった原因、女神達のいさかいから始まる。 

後は、映画「トロイ」と同じような感じだが、やっぱりここでもパリスはヘタレキャラで、ヘレネもほとほと愛想をつかしてるのだが、女神アフロディテの策略でパリスの下に居座ってしまうことになるのだ。

そしてギリシャ軍、トロイ軍の名だたる英雄が命を落とし、トロイの街も全滅するのに、元凶の1人であるヘレネだけは元の夫の王妃にちゃっかりおさまってしまうのは、どう考えても納得がいかないのでした。

そしてヘレネの命乞いに一役買うのは、「トロイの木馬」作戦を考案した知将オデュッセウスなのだが、彼はヘレネの幼馴染でもあるのでした。
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