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サトクリフ「夜明けの風」
夜明けの風

サトクリフのローマン・ブリテンシリーズの幻の1作。

<あらすじ>
ブリテン人とサクソン人の最後の戦いで1人生き残ったブリテンの少年オウェインは、愛犬ドッグとともに敵を求めて北へと向かう。廃墟となった町で乞食同然の少女レジナと出会う。2人で海を渡ることにし、旅を続けるが途中レジナは病気で動けなくなり、レジナを助けることを条件にオウェイン自らはサクソン人の奴隷になる。
 
<あらすじ続き>
アザラシ島のベオルンウルフの農場で奴隷として働き続けるオウェインは、近隣の農場主バディールの悪意により愛犬ドッグを亡くす。生きる希望をなくした彼はレジナのことを思い出し、彼女と再会することに希望を託す。

ある日難破船で死にかけたベオルンウルフを助けたオウェインは奴隷から解放されることに。彼は南サクソン人と共に西サクソン人との戦いに参加するが、戦いでベオルンウルフは傷を負い、死ぬ間際に長男のブリニが15歳になるまで農場を頼むと懇願される。仕方なく自由を先延ばしし、農場の仕事を続けるオウェイン。

南サセックスのヘーゲル王と共にケント王エゼルベルフトのもとへ赴いたオウェインはキリスト教布教のために海を渡ってきた修道士アウグスティヌス一行の接見に立会い、新しい風を感じる。

憂慮の一因だったバディールの死によりオウェインは晴れて農場を旅立ちレジナの元へ向かう。レジナは働いていた農場から逃亡した後だったが、2人の出会いの町ウィロコニウムの町で再会する。
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ローマン・ブリテンシリーズの中で幻の傑作といわれるだけあって、すごく面白くてあっというまに読み終えた。(訳も上手いです)

主人公が奴隷になるところなど「ともしびをかかげて」とちょっと重なるところもあるがロマンスあり、宗教ありと読み応えたっぷり。
サトクリフの作品では主人公に付き従う動物がよく登場するがこの作品では軍用犬ドッグの存在が大きい。ドッグを埋葬するシーンなどは涙なしには読めません。

ローマン・ブリテンシリーズをまとめると

第九軍団のワシ 出版年1954年 日本出版年1972年
銀の枝         1957年      1994年
ともしびをかかげて  1959年      1969年
夜明けの風       1961年      2004年
辺境のオオカミ    1980年      2002年

イギリスの出版年にしたがって読むといいと思いますが「辺境のオオカミ」は時代設定的には第九よりも先になるというパラドックスが生じています。
 





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【2005/10/18 20:39】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(1) | コメント(6) | edit
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コメント
こんにちは。夜明けの風、おもしろかったですね!

私もドッグを埋葬するシーンは泣けました。ひとりぼっちになって、生きる気力を失ったオウェインの描写にすごく説得力があったなあと思って。そこから立ち直っていくシーンもすばらしかったです。

最後にルトピエのさびれた土地でオウェインがたたずむシーンで、それまですっかり忘れていたんですけど、「ともしびをかかげて」でアクイラが灯台の火を燃やすシーンを思い出して、急にまた読んでみたくなり、その後一気にサトクリフ熱が舞い戻ってきました。
【2005/10/24 22:52】 URL | saba #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
Sabaさん「夜明けの風」を教えてくれてありがとうございました。
ぽるぷ出版は盲点でした。笑
ルトピエの灯台に関しては、まさに同感です!!
やっぱりシリーズなんだっ!って感じました。
今度は「太陽の戦士」を読むつもりなんですが、
もうローマン・ブリテンシリーズはないですよね?笑
【2005/10/25 00:08】 URL | タンタン #-[ 編集] | page top↑
ほるぷ出版はいくつかサトクリフ作品をだしていて、評判いいみたいですね。
ローマン・ブリテンシリーズはホントにこれでおしまいのようです。ただ、「イルカの指輪」(つまりオウェインの子孫)が登場する話は2作品あって「剣の歌」「シールド・リング」というのですが、ローマ時代は遠い昔になっている・・・という設定でした。
【2005/10/25 23:09】 URL | saba #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
確かにほるぷ出版の灰島かりさんの訳は読みやすく感じました。
イルカの指輪は出てくるとなると読まずにはいられませんね~。
サトクリフの世界はホントすばらしいですから。
またお勧めがあったら、教えてください。
【2005/10/26 01:35】 URL | タンタン #-[ 編集] | page top↑
コメント&TBありがとうございました。
ハードディスククラッシュを食らって、ネットからずっと離れていました。また伺いますね~
サトクリフの話とか、たくさんできたらうれしいです(^^)
【2005/12/12 13:31】 URL | luna #RV3TGl7I[ 編集] | page top↑
クラッシュですか!大変でしたね。
サトクリフ大好きなのでオススメがあれば
また是非お教えください。
【2005/12/13 00:01】 URL | タンタン #-[ 編集] | page top↑
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『夜明けの風』
夜明けの風ローズマリー・サトクリフ作・灰島かり訳出版社 ほるぷ出版発売日 200 月の裏側 @星の天幕 blog版【2005/12/12 13:30】
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