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サトクリフ「オデュッセウスの冒険」
オデュッセウスの冒険―サトクリフ・オリジナル〈5〉
オデュッセウスの冒険―サトクリフ・オリジナル〈5〉
1995年著

トロイ戦争で活躍したオデュッセウスがトロイから自分の領地イタケに戻るまで、なんと10年も漂流するはめになるというストーリー。
(地図で見たらトロイとイタケってそんなに離れてないのに・・・)

ほとんど神話っぽいストーリーだが、彼が漂った地は全部実在するという説もある。

最初は12隻の船と多くの家来達を連れていたのに、苦難続きで最後に生き残るのはオデュッセウス1人という、悲惨っぷりである。
一方、彼の領地では無法な若者達が、王の座を狙って王妃であるオデュッセウスの妻を娶ろうと競い合っている。実の息子テレマコスは力を持たず、片身の狭い思いをしている。ちなみにオデュッセウスの妻ペネロペイアはあのトロイのヘレンの妹である。

やっと故郷に帰りついたオデュッセウスは彼ら無法者を皆殺しにするという、最後まで激しい物語なのでした。
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【2007/01/07 14:03】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(1) | コメント(0) | edit
サトクリフ「トロイアの黒い船団」
トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉
トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉
1993年著

これはアーサー王伝説全3巻に続くサトクリフ・オリジナル4となっているが、このサトクリフ・オリジナルシリーズというのはどうしても他のサトクリフ作品に比べたら物足りないものを感じてしまう。

トロイ戦争はトロイの王子パリスがスパルタ王の美しい妃へレネを勝手に連れて帰ったことが原因で起こるが、この物語は、そもそもパリスがヘレネを連れ帰ることになった原因、女神達のいさかいから始まる。 

後は、映画「トロイ」と同じような感じだが、やっぱりここでもパリスはヘタレキャラで、ヘレネもほとほと愛想をつかしてるのだが、女神アフロディテの策略でパリスの下に居座ってしまうことになるのだ。

そしてギリシャ軍、トロイ軍の名だたる英雄が命を落とし、トロイの街も全滅するのに、元凶の1人であるヘレネだけは元の夫の王妃にちゃっかりおさまってしまうのは、どう考えても納得がいかないのでした。

そしてヘレネの命乞いに一役買うのは、「トロイの木馬」作戦を考案した知将オデュッセウスなのだが、彼はヘレネの幼馴染でもあるのでした。
【2007/01/07 13:48】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「イルカの家」
イルカの家
イルカの家
1951年

「第九軍団のワシ」より3年前に書かれた初期の作品。 
彼女の作品にしては珍しく16世紀のロンドンの下町が舞台になっています。しかもまさに時代はイギリス大航海時代。
主人公のタムシンも帆船が大好きで大航海を夢見る少女です。 

物語の中では当時のロンドンの様子が細かく描写されています。
例えば、主人公達は外出するとき香草を抱えて出かけるのですが、それは何故かというと、当時のロンドンは匂いがひどかったからだそうです。
タムシンたちが休日にピクニックに出かけるのはチェルシーの村で、サッカーの「チェルシー」ファンの私としてはちょっとうれしかったりするのでした。
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【2006/12/30 14:24】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「王のしるし」
王のしるし
王のしるし
The Mark of the Horse Lord

久しぶりに読んだサトクリフ。
ル=グィンの「ゲド戦記」シリーズばかり読んでたから、サトクリフの世界がやたら懐かしかった。
でもやっぱり渋すぎて、こんなの絶対子供は読まんぞと改めて実感。

ストーリーはスコットランドの辺境の地が舞台。
観光では行くようなとこじゃないけど、ハドリアヌスの防壁跡くらいは見てみたいなと思う。
特に「ローマ人の物語」シリーズを読んだあとだけに、しびれるような内容だ。 


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【2006/08/18 00:43】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「運命の騎士」
運命の騎士
運命の騎士
Knight's Fee       

泣けました。
話の流れからいや~な予感はしてたのだけど、嫌な予感はあたってしまい、思わず泣いてしまった。児童文学で泣いてしまうとは・・・。

時代は1066年のノルマンディー公ウィリアム率いるノルマン軍がヘイスティングスに上陸し、イギリス征服に成功した後のイギリスの話。

まさに騎士の時代の話。

騎士になるにはまず騎士のもとで小姓になって時期がきたら従者になり修業を積んでから、正式に騎士の称号を受けて、晴れて一人前の騎士という手順をふむ。
跡取りの子息でもこの手順は同じで、騎士の食事の給仕やら馬の世話なんかもキチンとするのが面白いと思った。日本の武士の子弟とはちょっと違う感じですね。

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【2006/08/18 00:30】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「英雄アルキビアデスの物語」
英雄アルキビアデスの物語〈上〉
英雄アルキビアデスの物語〈上〉
英雄アルキビアデスの物語〈下〉
打たれました! 
サトクリフは、ほんとすばらしい。   
サトクリフを生んだイギリスにありがとうと言いたい。




司馬遼太郎を読んで歴史小説が好きになったが、今ではイギリスの司馬遼(勝手に呼んでます)サトクリフにすっかり夢中の私。

今まで読んだサトクリフの作品はブリテンが舞台だったが、これはソクラテスが生きていた時代のギリシャが舞台。
主人公のアルキビアデスはサトクリフの作品に珍しく、裏切り行為も平気でする悪い奴でもあるのだが、基本的には、民衆に圧倒的に人気があるヒーロータイプである。
物語は彼の信奉者でもある周囲の人物達の証言によって構成されている。
アルキビアデスは実在の人物である。多少のフィクションはあるとしても、こんなすごい人生を送った人がいるんだと感動した。
物語の背景のアテネやスパルタの様子もまるで見てきたみたいに書かれていて、さすがサトクリフって感じである。

ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず
ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず
←これにもギリシャ世界のことが書かれていて参考になった。 

 
【2006/01/12 01:33】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「太陽の戦士」
太陽の戦士

片腕が不自由な少年ドレムが、部族の戦士になるまでの、挫折と成長を描いた作品。
ストーリーは地味な感じがするが、少年が生きている世界は結構シビアである。愛犬ノドジロや片腕の狩人タロア、親友ボトリックスの存在もすばらしい。
青銅器時代に鉄がやってきた様子の描写なども興味深い。

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【2005/11/04 13:33】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「夜明けの風」
夜明けの風

サトクリフのローマン・ブリテンシリーズの幻の1作。

<あらすじ>
ブリテン人とサクソン人の最後の戦いで1人生き残ったブリテンの少年オウェインは、愛犬ドッグとともに敵を求めて北へと向かう。廃墟となった町で乞食同然の少女レジナと出会う。2人で海を渡ることにし、旅を続けるが途中レジナは病気で動けなくなり、レジナを助けることを条件にオウェイン自らはサクソン人の奴隷になる。
 
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【2005/10/18 20:39】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(1) | コメント(6) | edit
サトクリフ「辺境のオオカミ」
辺境のオオカミ
サトクリフのローマ・ブリテン4部作の4作目。と言っても前の3作から20年あけて書かれてるので作風はちょっと違うかも。辺境のオオカミとは、動物のオオカミではなく辺境の北の砦を守備する兵士達の愛称である。

主人公のアレクシオスは前任地で判断ミスにより部下を多く死なせてしまったためにはるか北の辺境の砦に左遷される。そこで少々荒っぽい部下達や地元の蛮族たちとの絆を深めていくのだが、ある事件をきっかけに砦が襲われ、もたもや部隊を連れて逃げるという前回と同じ状況に陥ることに・・・ 
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【2005/07/01 13:54】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(2) | edit
サトクリフ「ともしびをかかげて」
The Lantern Bearersローマ・ブリテン4部作の3作目。
彼女の代表作の1つでカーネギー賞を受賞している。
<あらすじ>主人公のアクイラはローマ軍のブリテン撤退と共に軍を脱走し故郷に帰るが、故郷はサクソン族に襲われ家族を殺され、自分は奴隷にされる。なんとか逃げ出した彼はブリテン王の血をひくアンブロシウスのもとでサクソン軍との戦いに身を投じる。

この作品はアーサー王の親の世代の話で「落日の剣」はこの話の続編になる。このシリーズは「第九軍団のワシ」に出てきたマーカス・アクイラの子孫の話だかここに出でくるアクイラは家族を殺されたせいでもっとも根暗なキャラである。4部作の中では歴史小説の色がもっとも濃く、波乱に富んでいる。
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【2005/06/29 21:27】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(4) | edit
サトクリフ「銀の枝」
The Silver Branch (Eagle of the Ninth)
The Silver Branch (Eagle of the Ninth)

サトクリフのローマ・ブリテン4部作の2作目。
こちらは「第九軍団のワシ」の続編といえばいえる内容。別に読まなくても次にすすめます。

ブリテンを統一した皇帝が裏切り者に暗殺される。皇帝に忠誠を誓ったジャスティンといとこのフラビアンは裏切り者から政権を取り返そうとローマ皇帝コンスタンティウスに助けを求めようと奮闘する。 
これは「第九軍団のワシ」に比べたら少し内容は複雑です。ただ物語の芯はしっかりしているので、読みごたえはあります。
【2005/06/23 01:22】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ「第九軍団のワシ」
The Eagle of the Ninth (Oxford Bookworms Library)サトクリフのローマ・ブリテン4部作の1作目。
かつてブリテンの北壁に駐在したローマの第九軍団が北方氏族の平定に赴いたまま突如として消息を断った。父が軍団の司令官だったマーカスは軍のシンボル「ワシ」の行方を求めて友のエスカと旅に出る。

これは児童向けに書かれた本であるらしいが、子供向けにしてはシブすぎる話である。日本でいえば司馬遼の本の語り口を子供向けにしたようなものである。
しかしよく考えれば、消えた第九軍団の謎を追うというミステリアスな切り口で惹き付け、主人公の目を通してさまざまなものを見、痛い足を引きずりながらイングランドを縦断し、周りの人の気持ちを思いやるという大事な要素が散りばめられ、子供向けとしてだけでなく歴史小説としても感性度は高く、すばらしい作品であると思う。

4部作読み終えて、これが一番気に入りました。
【2005/06/21 01:18】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(2) | edit
サトクリフ 「落日の剣 真実のアーサー王の物語」
落日の剣〈上〉若き戦士の物語―真実のアーサー王の物語
落日の剣〈上〉若き戦士の物語―真実のアーサー王の物語
こちらは「サトクリフオリジナル」とは違ってリアルアーサー王物語といった感じ。てっきりオリジナルを大人向きに詳細にしたものかと思ったら全然違ってました。
こちらのアーサー王には騎士団は存在しますが、円卓は存在しません。登場人物も円卓に比べて少なく、名前もランスロット→ベドウィル、グウィネヴィア→グエンフマラという風に違ってます(ランスロットはフランス風らしい)オリジナルではダメダメだったケイが、こちらではやり手です。(これってガヴェインじゃないの)
何よりアーサー王視点で書かれていて、王自ら軍馬の繁殖から食料の調達まで心を砕いてる様子、グウィネヴィアの不倫などかなりシュールです。途中まで結構地味なんで、つまらないと思いましたが、読み進むにつれてこの壮大な歴史ロマンにすっかりやられてしまいました。個人的にはアーサーが妻やベドヴィルを想う切ない気持ちに打たれました。

この本は地形の描写がやたら多いので作者は実際に現地調査をしたのだろうかと終始思ったのですが(想像力の乏しい私には想像しにくかったりもした)イギリスの地名が多く出てくるので位置関係を掴むためイギリス地図やマップサイトを穴が空くほど眺めました。もう、すっかりはまってます。

この次は「ともしびをかかげて」以下ケルト4部作に進むつもりです。
【2005/06/19 12:07】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ 「アーサー王最後の戦い」
アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉
サトクリフ・オリジナルアーサー王3部作の最終巻。1よりも2よりもドラマチックで一番面白い。
アーサー王と異父姉の間にできた不義の子モルドレッドがいよいよ登場する。(コイツは悪一辺倒である)彼にアーサー、グウィネヴィア、ランスロットの三角関係が利用され、騎士たちが真二つに別れ、壮絶な戦いが繰り広げられる。

この3部作はタイトルはアーサー王伝説であるが、真の主人公はランスロットであると思う。彼は最高の騎士であるが、王妃のことが忘れられない最高のロマンチストでもある。彼が登場すると読者が皆安心できる絶対的なヒーローである。そんな彼の血をひく息子ガラハッドが聖杯の探求で命を落としてしまったのが、ここにきて残念に思えてしまう。モルドレッドと対峙するのは世代的にはガラハッドだからだ。
こういうことを考え出すと、ドラゴンボールZが頭をよぎってしょうがないのは、私だけだろうか?

この次はサトクリフの「落日の剣」を読むつもりです。
【2005/06/10 01:25】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | edit
サトクリフ 「アーサー王と聖杯の物語」
アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉
サトクリフ・オリジナル1「アーサー王と円卓の騎士」の続編になる。1では円卓の騎士全盛時の主要人物の登場エピソードが描かれているのに対し、2では円卓の騎士たちが全員「聖杯」の探求への旅に出かけるというテーマで描かれている。2の方が読みやすかった。(1よりボリュームも少ない)

聖杯を探求とはキリスト教の真理を探究するようなもんで、この話にはちょっと宗教色がある。
物語としてはかつて無敵を誇ったランスロット、ガウェインたちが年をとり、その息子の世代ガラハッドが最高の騎士としてえがかれている。ランスロットファンにとっては寂しい限り。
さらに聖杯探求の旅に出かけることによって、多くの騎士が戻ってこないこともわかっているので、なんとも物悲しく話は進んでいく。1の頃は幸せだったと、ちょっぴりメランコリックになったりもする。

ところで、ガラハッドが与えられた盾(最高の騎士が手にできる盾)は白地に赤十字。イングランドの旗の模様ってもしかしてこれに由来してるんだろうか?
【2005/06/10 01:20】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(1) | コメント(0) | edit
サトクリフ 「アーサー王と円卓の騎士」
アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル
映画「キングアーサー」を見てから、どうもアーサー王伝説が気になってしょうがない。
そこで比較的読みやすそうな児童向けの本を読んでみた。
アーサー王は実在したかどうかは、定かではなくその話は各国を旅した吟遊詩人達によるアレンジを加えられつつ多くのエピソードがつくられたそうだ。(だから映画とこの本は全く話が違った)
AD450年頃の話だから、日本でいうと「大化の改新」よりも前。
物語のパターンは日本昔ばなしのごとくどれも似通っているので、誰がどの話だったか、読み終わってもあまり記憶に残らないのが残念。
大まかなパターンは
1.円卓の騎士達は皆勇敢で力強く何故か冒険の旅に出る。
2.そして乙女に頼まれ無茶強そうな騎士(たまに怪獣)と対決。
3.もちろん勝つ
4.敵をアーサー王の宮殿に行かせ一部始終を話させ王に忠誠を誓わせることを約束。
5.そして次の冒険に
ま、こんな感じ。
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【2005/06/07 01:31】 ローズマリ・サトクリフの本 | トラックバック(1) | コメント(2) | edit
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