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さよなら、ジョンヒョン


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ジョンヒョンの訃報がKPOPファンに与えた打撃は大きい。
現役アイドルで、今が人気絶頂というわけではないけれど、かなり成功してるアイドルで、事務所はSMという大手。SMでデビューできただけでも、アイドル勝ち組なのだから。

私もSHINeeにはまっていた時期があるので、今回の件で大きな衝撃を受けた。その反面、ジョンヒョンの危うさは、5,6年前から感じていたので、まったくの晴天の霹靂というわけでもない。ジョンヒョンについて見守ってきた人たちは、多かれ少なかれそうではないかと思う。夜眠れないとか、食欲がなくてどんどん痩せ細っていく様子とか、まさに精神的なものからくるものだったのだ。
彼の遺書的なものが公開され、音楽的なことで非常に悩んでいたとのことである。
彼はボーカルとしては、類まれな才能を持っていた。
デビュー時から、10代とは思えない圧倒的な歌唱力で皆を圧倒した。
これだけの才能だけでは飽き足らず、作詞作曲でも精力的に活動していた。
たぶん制作活動で、壁にぶちあたっていたのだろうと思う。
なぜ、その恵まれたボーカルで十分だということを周りはいわなかったのだろう。
なぜ、ボーカル面をクローズアップするようなプロデュースができなかったのかと考えずにはいられないのである。

そして彼が鬱になっていたということについて。

ほんとに恐ろしい病気である。
私は3年前に親友を鬱による自殺で亡くしている。
彼女は様子がおかしくなってから3か月で飛び降り自殺をした。
私自身、寝込むほどショックを受けたし、今でもかなり辛い状態である。
そして何より彼女の家族の悲しみを見ているから、本当に鬱が憎いと思った。
鬱になると、脳内に死にたくてしょうがないという物質が作り出されるらしく、これができてしまったら抗うのが大変らしい。見た目は普通にしているけど、脳内が恐ろしいことになっているという本当に危険な病気なのだ。
いっそ体に異常が出る方が、よっぽどいいのにと思ってしまう。
彼女がこんなにあっというまに逝ってしまったことを考えると
ジョンヒョンは本当に長く(たぶん数年は患っていたと思う)頑張ったと思う。
お姉さんにあてたメールで「お疲れさまといってほしい」とあった。
ほんとに辛い状態でずっとがんばってきたのだ。
だから、辛くて悲しいけど「長い間よく頑張ったね」とみんなで送り出してほしいと思う。

当分はSHINeeの歌は聞けそうにない。
辛すぎるから。


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映画記事 INDEX

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宮廷の 諍い女 その1


いやー面白い。
これは絶対見るべき。

ところで「宮廷の諍い女」・・・諍いって何ですか?
【諍い】[名](スル)言い争い。言い合い。また、けんか。
つまりぶっちゃけけんかする女ってこと。

まず清朝の後宮制度が面白い。
位が8段階くらいあって段々と登りつめていく制度。
不祥事があったらドーンと下げられるし、子供産んだら
上げられる。
そして何よりも怖いのが「冷宮」の存在。
ここは一度入れられたら再起不能なまさに妃嬪の刑務所的なところ。
華妃も結局入れられたよね。

考えてみると妃嬪になってのメリットってほとんどない。
もう嫌なことだらけ。
そもそも妃嬪になる人って、いいとこの御嬢さんばかりだから
そこそこの家に嫁いだ方がよっぽど幸せってもんじゃないでしょうか。
ほとんどの人が不幸になってるし。こんなに死人がでるなんて。

雍正帝も超おじさんだし・・・
「宮廷女官ジャクギ」の雍正帝ならわかるけど
このおじさんの寵愛を奪い合うっていうのもなんかのれない・・
普通のドラマならここでアウトのはずなのに
このドラマは脚本がすごすぎて、このおじさん皇帝でさえも
「まっ話面白いから、いいか」ってなるんですよね。
皇帝役の俳優さん、演技は無茶上手いんです。
ドラマ「三国志」で、曹操役がはまりにはまってました。
そして女優陣でいえば華妃役の女優さん良かったです。
なんというか「だるくて、やってらんない」的な雰囲気をだすのが
上手いのなんの。
はっきりいって華妃がいるともちろん害もありましたが、この人が
まあいえば後宮の均衡を保っていたわけです。皇后の悪徳すら受けつけない
強さがありました。ここが崩れたせいで、皇后のしょうもない悪巧みが
明るみにでるんですけどもね。


ルハンの訴訟と脱退

ルハンの脱退を聞いて、脱力感が半端ない。
この衝撃は、クリスやジェシカの比じゃない。

残ったメンバーも衝撃は大きいと思う。
でもだからってEXOやーめたってわけにもいかんし、事務所もメンバーも
ペンたちもモチベーションの維持が大変だわ、これは。

なんせルハンは可愛かった。
中国ってイケメンな俳優さんは多いと思うけど、なんかこうはっきりくっきりした顔立ちが多くて、ルハンのようにほんわーかした美少年ってあんまりいなさそうだし、そりゃ大陸の女子たちもキャーってなるわな。

最初ルハンを見たときは、線がほそい感じでインパクト弱くて、うーん?って感じだったんだけど、SMTのこの画像みて、息を呑みましたよ。彼が正真正銘の美少年なのを認めざるを得なかったです。10代だったらわかるけど20代ですからね。すごいですよ。
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とにかくルハンの存在は大きかった。
いなくなってその存在の大きさに気付いたというか、いたときから気づいてたけど、ほんと残念。

確かに12人はアイドルグループとしては多いと思うけど
でも、1/12がいなくなるんじゃないんだよね。
もうなんていうか、とにかく12人いることによってexoの魅力が12倍になったんじゃなく、
20倍も30倍にもなってしまってたから、逆に1人の欠落によって全体に及ぼす影響もかなり大きいんですよね。
はーっ溜息しかでない。
と、ここまではファンの立場。

今回のルハンの離脱の背後には中国のエージェントの影があるっていうSMからの見解がでた。
たしかに常に中国の芸能事務所からのラブコールは多かったと思う。ってゆうかないわけがない。
そんな中で、ハードスケジュール→体調悪い→自分がやりたい仕事に制限かかる→ハードスケジュールって悪循環にはいったとき、常に背後で中国からの美味しい条件をちらつかされた状態だったら、果たして自己を犠牲にしてまでEXOの一員であることを選ぶだろうか?それ程、周囲に義理立てできるだろうか?(まあルハンは義理堅そうなキャラだったから衝撃も大きいんですけど)
アイドルとしては結構年を食ってると考えると、今が一番旬であるといえる。しかもあれだけの器量でもデビューが遅れたために、もっと若く可愛かった時期を無為にすごしたともいえるしね。
そうつらつらと考えていくとルハンの選択がわからなくもない。

一方、SMの立場として考えたら、たまったもんじゃないのもわかる。
あんだけ用意周到に準備して、売れる楽曲を用意して、世界中に配信して、顔を売ってあげてるわけです。
例えばルハンが中国でデビューしてもあんなに爆発的に人気でたとは思えないし、全てはEXOのおかげですからね。
そう考えると奴隷契約と言われようが、事務所があんなに長期間タレントを縛るのはわかる。

ただ中国には通じない論理だったわけですけど。
だって自国のこんなに美味しい状態のタレントを、(契約の網をくぐりぬけて)獲得できる状態なのに、指をくわえて見ているだけなんて中国人にできるわけないし。
もうこれは起こるべきして起こった脱退で、遅かれ早かれ、レイもタオもぬけるんじゃないでしょうか?
だって今後の芸能活動を考えた時に、人気落ちてからだと圧倒的に需要が減るし、今が一番売り時だし。
ただSMもアホじゃないんで中国人メンバー対策を打って出ると思います。
そう考えると、ルハン、本当に上手く抜けれたよねーって感じです。
クリスの時ほど、メンバーにひんしゅく買ってる感もないしね。(キャラの違い?)

もうこうなったらEXOの行く末を見守るしかないし、最後に誰が笑うのか大いに興味ありますね。

テーマ : EXO
ジャンル : アイドル・芸能

会いたい

会いたい2








なんか出だしからDEEPな内容で、「えっーえっー、そこまでしちゃう?」って感じで話が進んでいきました。
ゆちょん目当てで見たのでストーリーにはあまり期待してなかったんですけど、ドラマチックな内容ではありました。
子役の2人が結構よかったです。男の子はそんなにイケメンじゃないけど表情が豊かで存在感がすごい。女の子は線が細くて守ってあげたくなる感じがすごく良かったです。
子役時代が長かったので若い2人のイメージが定着しちゃって困りました。(この2人の恋の話を描くだけでも1本のドラマになるのではと思うくらい子役時代よかったです、この2人NHKの地上波で始まった太陽を抱く月にも揃って出演してたけど、両想いではなかった、残念)

そして大人になってからですが・・・

会いたい1







結論から言うと、ゆちょんの演技がすごく上手くなってたー。
キャラの設定も早い段階で定まった感じで、見ているこっちも安心してみれた。
こんな刑事に尋問されたらドキドキしてやってないことまで自供しそう。
というわけで、大人になってからは、完全に別のドラマを見てるように視点が変わるわけです。
もう、ゆちょんのゆちょんによるゆちょんのためのドラマです。
彼が出てくるたびにきゃっきゃしとけばいいんじゃね?って感じで、ストーリーの良しあしなんかどうでもええわっっていう状況に。(なげやりなのではないです)
だってそれくらい主役の魅力でひっぱれるドラマなんです。
それに周りの俳優さんたちもいいんです。相棒のひっつめ髪刑事とかもむちゃいい味だしてるし。
ただスヨンに関してはどうしても厳しくなっちゃいますよね。なんだか、サクサクテンポのいいドラマなのにスヨンのシーンになると時間が止まるってゆうか、テンポ悪くなってイラってしちゃうんですよね。
まあ役柄上、心に傷をおっているからサクサク行動できないと理解しようとしても、どうもああいうウジウジした感じがどうも駄目で・・・。(滑舌も良くないらしいですね)
15歳のスヨンなら許せるけど、29歳ではイラッとくる。ウンジュとかのほうがよっぽど被害者なのにしゃっきり生きてるやん。
でもスヨンも終盤にはしゃきしゃきし始めてよかったです。
そして一番気を吐いてたのが、ハリー役の俳優さん。
会いたい3








やっぱ上手い人は上手いですね。

ストーリーはどうでもいいと言いつつも・・・。
この手のストーリーって視聴者は序盤から事件の全体がわかってるわけで推理的要素はゼロなわけですよ。
そこから主人公たちがその事実をちょっとずつわかっていくわけだけど、人によって知るタイミングが違うから、誰ががどこまでを理解したのかとか、もうついていけなくて、どうでもよくなっていくんです。
最後の方は「えーっまだ知らんかったん?」っていう状況になりました←たぶんそう思う視聴者は多いと思う。
あと、ジョンウ親子なんですけど、普通息子1人しかいない場合、なんだかんだ言いながらも、親元において親の言いなりさせるのが普通なのに、高校生の段階で勘当しちゃうってのが、かなり意外でしたね。
スヨンのお母さんは娘がいなくなる前はあんなに甲斐性なしだったのに、よく2人も子供を育てたなというのも意外だった。

韓国ドラマはきっちり60分近くあるし、20話前後作るとなると、どうしても話がもたなくて、ストーリーが終盤手前で中だるみしちゃうんですよね。(オクセジャも終盤手前でかなりもたついた)もうちょっとタイトにつくれば12話ぐらいでできると思うし、そう考えると日本のドラマの長さは妥当なのではと思ったりもした。

トキメキ☆成均館スキャンダル

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タイトルから全く期待しないで見たけど、すごくはまりました。
今やお気に入り韓ドラNO.1です。

思うに主役のイ・ソンジュン役のユチョンの第1声からすごくよかったんですよね。
(私ゆちょんという人に全く興味なかったんですけど、今はどはまりです)
何だろうこの程よい低音。声を低めに出すように心がけたって何かで見たけど、ナイスな選択ですよ。
(でもこの人もともと声低いんですよね)

それにどこからどう見ても女子にしか見えない男装のユンシクさん。
髪の毛を下すと、男前度300%upのコロさん。
ちょっと過剰な演技気味のヨンハさん。

あぁいいんじゃないでしょうか。
見事なキャスティングです。

それに主役の2人が重臣で金持ち家の息子とど貧乏な家の娘であるとか設定がまたいいんですよね。
これ設定が逆だったらソンジュンもあんなにグイグイ行けないですよ。

そしてセリフがまたいいんです。

大射礼の練習の時に、やけになるユンシクに
「人は誰でも自分の的の前に立っている。
矢を全て射るまでは後に引けない。
ましてや曲がった矢では的を射抜くことは出来ない」
とソンジュン。
うっうっ(泣)そうです。その通りなんです。
これはゆがんだ私の心に響きましたよ。
心が洗われました。

あまりの境遇の差に
「今まで一度も僕たちの未来を考えたことがない」というユンシクに
「今から考えろ。真剣に考えるんだ。僕は頭が割れるほど考えてきた。
僕は君のおかげで、無理だと思ったことをやり遂げてきた。
なのに君は、自分が引いた線の外に出ようともしない。君が避けているのは欲じゃなく、僕だ。」
とか、はーっ。頭が割れる程2人の未来を考えてるなんて(ためいきしかでねえ)

貸本屋の手動エレベータでの指輪を渡すシーン。
「卒業したら終わりか?終わりなどない。僕が毎日新しく始めるから」
ぎゃー。「僕が」ってとこがもう。はー。もはや撃沈ですわ。

どのセリフも時代劇にしては新しい感じで、現代劇にしてはちょっとストレートすぎて照れる感じ、
なんとも言えないフュージョン感が漂います。

そうです。このドラマは時代劇なんですけど、あんまり時代劇っぽくないんですよね。

そして主人公2人の存在感を凌駕するコロさん。
もし出会うのがコロの方が早かったら、コロに落ちるんじゃないですか。
だってかっこええし、無茶強いし、優しいし。
いつもユンシクを陰から見守るところとか、ちょっと乙女だし。
暴れ馬なのに乙女の心をもつ男。
そりゃあソンジュンさんもかっこいいけど、あんなに規則や礼を振り回して
理屈っぽかったら、ちょっと考えるわー。口では絶対勝てませんしね。
でもコロもツンデレタイプですよ(きっと)
こっちから甘えたら冷たくして、どうでもいい時に優しくしてくるとか・・・
ややこしい男ですわ、きっと。
と自分には起こりえない設定で勝手な妄想を膨らませれる神ドラマ。
結論→中二房に住みたすぎる。パラダイス中二房。
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あとク・ヨンハさん。
なにもかもお見通しだよって目してるんですよね。
ふざけてても目は笑ってないというか。
結局彼はユンシクが女だってわかってたのか、わかってなかったのか
わからずじまいだったよ。
コロと10年来の友人・・・出会いが知りたい。


このドラマ、韓国ドラマに珍しい清々しさがありました。
(ゆうほど数は見てないですけどね)
好きすぎて原作も、読もうと決めました。
でも高いので図書館で借りようとしたら
予約待ち状態4人からちっともすすまない。
はやくー読みたーい。

トキメキ☆成均館スキャンダル<完全版>DVD-BOX1

ベッキョンの熱愛と謝罪

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私はべくペンではないのだが、今回の件で以前ほどEXOに夢中になれなくなった。
今回のベクの件で意外だったのは
彼が以前インタビューで「EXOが大事なので恋愛とかそういうのは当分我慢しなきゃならない」ような意味の
ことを(うろ覚えですけど)言ってるのをみたことがあったから。この子はアイドルがなんたるかをわかってる
って感心したことがあったので、たぶん他のメンバーに対してもそういうのには厳しく意見するのかなぁと
思ってました。だから今回こんなことになって「えっ?!」って意外だった。
たぶん本人は頭ではわかってても、欲望に勝てなかったのでしょう。
それにEXOで、唯一こういう状況を切り抜けられるウィットの持ち主はベクなのに
本人が渦中の人物になっちゃって、何とも残念です。

去年のEXO旋風がすごすぎただけに、今年に入ってからのクリス、ベクの事件の後で
人気に陰りがでてるような気がしてならない。

宮廷女官 若曦 (ジャクギ)

宮廷女官 若曦(ジャクギ)★★★★★

すっごく面白かったです。
もともと清朝は浅田次郎の「蒼穹の昴」とか「中原の虹」を読んでたし、ドラマの「康熙王朝」も見てたのでかなりの予備知識があったのですんなり入っていけました。
突っ込みどころは満載ですけど、それすらも全部許されるパワーのあるドラマです。
例えばじゃくぎはちょっと歩けば必ず皇子に会います。5分に1回くらいは会います。じゃくぎが泣いていてももちろん皇子に会います。じゃくぎが誰かとけんかしていても、こけてもどの皇子かが必ず現れます。じゃぐぎはしょっちゅう具合悪くなりますが、いつも可愛い後輩侍女が面倒みてくれます。本当に愛されキャラなんです。
それに時間経過とかの説明があまりありません。宮女になってすぐに茶房の主任?とか思いました。13皇子と酒を飲みかわしたのが8年前とかさらっと言っててびっくりです。この時代の若い女性の8年ってかなり長いと思います。それからゆうに10年くらい13皇子は軟禁されますからじゃくぎが初登場から20年くらいたってるわけで、16で初登場したとしても皇帝とラブラブしてるのも36~40くらいと考えられ、よーく考えるとかなり無理があるんですけど、そんなこといいんです。だって面白いから。年齢が感じられたのってお姉さんの侍女の功慧くらいですか。あの人も最初はコミカルキャラだったのに、最後の方はよく泣いてました。うぇうぇ。

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で,ドラマの感想なんですけど。
印象的なのがこれでもかって出てくる挨拶のシーン。
主人公たちがちょっと左に手を組んで「第4皇子、第13皇子」って軽く会釈をして「礼はいい」って返すやつ。あれがなんか楽しいですね。これっていちいち面倒臭そうにみえますが身分の高い人に突然会ったときに、ワンクッション置くのにいいし、実に便利ですよね。

帝位争奪に関しては、最初はジャクギみたいに普通の皇子でも充分じゃんと思っていたのですが、あんなにも皇帝が絶対権力握ってたら、なりたいのもわかる。たとえ皇子で大人しくしていたとしても、ぬれぎぬでも着せられて勅命下ったら一発アウトですからね。ほんと皇室に生まれるって厳しいです。兄弟でも足のひっぱりあいがあるんで、あそこまで排除せざるを得ないんですね。最後の方は疑心暗鬼の塊になってました。

登場人物について
ジャクギ。
無茶苦茶可愛いとか美人さんではないが、ときおりみせるコミカルなしぐさが無茶可愛い。これならモテモテなのは納得。
おでこの吹き出物が現代OLを彷彿とさせました。
第1皇子
1人だけすごいおっさんで、長男と分かったとき「うそーん」って感じでびっくり。
皇太子
いやー、なんか性格の悪さがにじみ出てる感じでしたね。でもこういう俳優さんに限って性格は無茶良かったりするんですよねー。
第4皇子
いつも憮然とした表情していて、これが演技なのかこの俳優さんの癖なのかわからんけど、無骨な感じが出てて面白かったです。
第8皇子
個人的にはこのタイプ苦手です。視線がにねちっこくて、しつこくて、もう、なんか無理でした。
第9皇子
なんか西川きよし師匠の息子にいそうなタイプの俳優さんでしたね
第10皇子
絵に書いたようなアホの子で、でも乗りの良さは断トツでしたな。
第13皇子
濃い系の顔で、眼力すごかったですね。でも嫌いじゃないです。軟禁明けは身体が一回り小さくなったように感じました。最後までぶれないいい人でした。
第14皇子
一番好きなタイプです。背が高くって会話の合間に見せる笑顔がよかったです。この俳優さん誰かに似てるんですけど、出てこないんです。塞外に忍び込んだときはアホかと思いましたが、最後の方に子供を使って伝言したとき14の存在が頼もしく感じました。ジャグギが康熙帝から14への嫁入りの勅命受けた時、受けときゃなーと軽く妄想に入りました。
若蘭
この人も最後までぶれない人でしたね。あそこまで頑なにならなくてもと思いましたが。

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とにかくテンポのいいドラマで飽きさせない展開でした。恋愛あり、逆ハーあり、イケパラ状態で女子の好きな要素をいっぱい詰め込んでます。しかも物語の軸となる史実がドラマチック。
物語の基調も初回のタイムスリップのお気楽モードからどんどん重くなっていって、最後の方は涙なしでは見れません。楽しかった初期を思いだすとあの頃は幸せだったと、見てるこっちも感慨にふけってしまうんです。もともとはインターネット小説らしいですね。書いた人にありがとうと言いたいです。あなたは天才すぎます。このドラマの制作してくれた人もほんとうにありがとうです。こんなにドラマにはまったことないです。
今後10年間はジャクギを超えるドラマは現れないとまでは言われたらしいですが、納得です。
私、個人的には韓国ドラマより中国ドラマの方が好き。話の展開がはやいし、飽きないんですよね。
これは中国ドラマなんですけど、どっちかっていうと台湾ドラマに近いのかな?
台湾の恋愛ドラマ見たくなった。やばい台湾ドラマへの扉が開かれてしまったよ。

宮廷女官 若曦 DVD BOXI




テーマ : 中国ドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ソチと浅田真央

久しぶりに浅田真央の記事。

この2日間は浅田真央ファンにとってはまさに激動の2日間だった。
SPの出来があまりにも悪く、想像できる最悪の順位でもせいぜい6位だったから、16位はかなりショックだった。上位16人が団子状態の16位ならまだしも、上位3人と20点の差をつけられての16位。しかも飛べていたはずのフリップも回転不足。
もうメダルは無理だとあきらめ、自分に言い聞かせた。
オリンピックがなんだ!真央ちゃんが素晴らしいスケーターであることは変わりはない。ジャンプの矯正を行いながらもバンクーバー以降1シーズンも休まずに頑張り続けた真央ちゃん。誰が彼女を責めることができるだろう。オリンピックの結果がなんだっていうんだ!

明けてFS。
もう演技の途中から滂沱の涙。
ああ真央ちゃん、あなたは本当に素晴らしい。
ありがとう!本当にありがとう
この日を忘れることはないでしょう。

愚痴を言わせてもらうと
最終グループになってからの加点の嵐は、もう五輪狂想曲のようで・・・。そもそもジャッジの主観が多分に入るこの採点システムって信用できん。(鈴木明子とかアシュリー・ワグナーって完全下げられモードやし)
それはともかく、キムヨナ滑る前から既にソトニコワに軍配上がってる感じでした。前回女王を破っての新星17歳の金メダリストっていうドラマチックな演出ですか?たとえ最終グループに真央ちゃんが残ってても無理だったでしょう。そしたらかなり悔しい思いしたかも。と、考えただしたらきりがないので・・・

とにかく真央ちゃん、お疲れ様でした!!

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KPOPの経費事情 その3

さらに経費について追求していきます。

JYJの裁判記録を参考にすると

制作部署から上がってきた内訳は製作費として→100%会社負担
活動部署から上がってきた内訳は活動費として→芸能人と会社が半々に負担するまたは100%会社が負担する
と、なっています。

制作費の代表例として

音盤の制作費用は100%SM負担
ここには
アルバムジャケット
レコーディング
楽曲
振付
PV製作費、が含まれる。

これはわかりやすい。

では活動費用には何が含まれるのしょう?
よくわかりませんが、推測するに

出演料が発生しないもの→100%会社負担
出演料が発生するもの→タレントと会社が半々に負担する
だと思われます。

出演料が発生するものを考えた場合(たとえばコンサート)
運営費として以下のものがあがってくるそうです。これがすごいです。

運営費の例:'タレント'とマネージャーとの仕事を手伝ってくれる仲間が使用する費用を意味し、具体的な例としては、芸能活動のためのすべての費用をいう。
交通費や宿泊費、食費、メイクアップ及びコーディネート費用、ダンサー及び必要な舞台人員の費用など、実際の芸能活動の際の一般的な必要性の費用。マネージャー及びロードマネージャーの月給(マネージャーの月給は80万ウォンにして、ロードマネージャーが必要と判断される場合は、1人当たりの月給は60万ウォンにしており、毎年10%ずつ引き上げられている。)宿泊施設でのすべての生活費(水道光熱費、副食費、家政婦の費用など)と芸能活動のためのトレイニング費。

まあ寮の経費はわかるんですけど、ダンサーの費用とかってなると、ものすごくかかりそうで、貧乏性の私は5人も踊ってるんだからバックダンサー要らないじゃない?とか思ってしまうのでした。
しかもマネージャーの給料まで半分負担って。


参考ブログ
http://xoxojyj.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
http://ameblo.jp/evergreen5/entry-10836601084.html




テーマ : SHINee
ジャンル : アイドル・芸能

KPOPの経費事情 その2

さらに深く追求していきます。

経費については、JYJの裁判記録が非常に興味深いです
経費の前に、そもそもタレントに入る収益についてですが

東方神起の場合の契約を見ると
アルバム(ベスト盤等の2次編集物を除く)やDVDの場合は売上高に対する2%、3%、5%(売り上げ枚数が多いと上がる)とかの歩合になっている。
この%が妥当かという点やべスト盤等がここに入らないのはタレント側にとってかなりの不利である、という状況はまず置いておいて、売上高に対する歩合というのはまだ明確なのでいいとしよう。
韓国国内での売り上げはここに分類される。
しかし韓国国内では日本のようにミリオンとかは夢の話で年間で20万枚超えるアーティストはいなかったように思う。

次にその他の収益に関して

海外収入(日本国内の売上もここにはいる)→純利益の70%
CF収入など→純利益の65%
写真集→純利益の60%
インターネットビジネス収入、物販収入→純利益の10%などである。

それぞれ純利益の70%~10%とかという契約になっている。一見CD、DVDに対しておいしそうに見える数字なのだが、ここで純利益というのがくせものなのだ。
一切合切経費を引いた後の純利益っていうのは経理側が余計なものまで経費にぶちこむと圧縮されてしまう可能性があるからだ。

タレントには収益がはいってこない活動もある。
たとえば、リリースした音盤に対するプロモーション活動は宣伝費としてタレントに収益は発生しないようである。
サイン会は出演料がないので精算もない。→これはわかる。
「・・・大部分の放送の出演もメンバーに収益金はない」とあるから、カムバックステージとかで出演するTV番組もメンバーには出演料は入ってないのではと推測する。
そもそも韓国の音楽チャート番組ってプロモーションの意味合いが強いのでギャラもそんなになさそうな感じがする。

と、まず収益面を見てきた。

さらに彼らが負担しなけれなならない費用を見ていこう。

続きます。

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ジャンル : アイドル・芸能

KPOPの経費事情 その1

常日頃、愛するSHINeeくんたちやその他のアイドルたちを見てたら、その経費が気になってしょうがない。私の経理の血が騒ぐのだ。

JYJの3人の裁判のブログなどを読むと、どこまでがタレント持ちの経費になるのかというのが一つの問題らしい。
うろ覚えなのだが、えっ!こんなのもタレント持ち?と驚いた記憶がある。
このまえTVで榊原郁恵がアイドル時代の衣装は自前だったと言っていた。(だからずっと同じ衣装着ていたらしい)生バンドの人達の楽譜も自前で用意しなければならなかったらしい。

こう考えると衣装はまずタレント持ちと推測する。

SHINeeはグループ内での衣装の着回しが多い。つまり衣装をグループとして用意し、それはグループ全体の経費としてあげてるパターン。
1人1人で用意してると、1人だけ「高くついたー」とか「僕安くあげてね」とかいうメンバーがでてきたりしてややこしくてしょうがないのである。
しかし、あるブログで(ブログ名は忘れました)このテミン君の衣装はアンバーの衣装の着回しですね^^とかいう記事を見つけて「えっーそうなの?」と、なりました。
っとするとグループ内収支が成り立たず、事務所負担?ってことも考えられるからです。
それともグループ内収支だけれども、そこはひろい心で「いいよー、使ってもー」的に同じ会社内だし、融通しまくってるのかもしれない。
もし私がアイドルだったら、榊原郁恵方式に「1曲、1着でいいじゃーん」とか、思ってしまいそうでこわい。

だからSHINeeくんたちが、衣装をいっぱい着替えてると、「あぁ経費が~」と心配になるのである。
(心配しなくても私よりはるかに稼いでおられるでしょうが・・・)

次に振付である。
これもタレント持ちだと推測する。
ジョンがかつて「Sherlock」の振付に関してSMT史上最高のお金がかかったと言ってるし「お金は嘘をつかない」と言ってますからね。
これは費用の金額を把握していないと出てこない発言ですよね。

いやしかし、本当のところはどうなんでしょう?
もっと詳細に知りたい。

続きます

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テーマ : SHINee
ジャンル : アイドル・芸能

SHINeeにはまるきっかけ2

そして1週間たったころ、SJの名前もすっかり覚え、SJの昔の曲でも聞いてみようかなと思い始めたころ、「笑ってはいけないオペラ」を見てしまう。



そしてその突っ込みのクオリティの高さに感動


このての動画ほかにないかな~と思ったとき、出会ってしまったのが伝説の「悲惨なルシファー」!!!実はこの動画、関連動画によく上がっていたので知っていたのだが、SJじゃないのでスルーしていたのだ。


でも面白そうなので見てみると、「あれ?聞いたことある曲だな?SJの曲歌ってんの?」と思ったのを覚えている。SHINeeくん達も「仁川kpopライブ2011」に出てたので、何度も聞いたんだから、そりゃ聞き覚えあるわいな、あほか、私は!!って感じである。

でも確かにあれだけスターが出ていてまったくビジュアル的に覚えてないっていうのが、SHINeeの何というか目立たなさの第1印象である叫び


でもこの「悲惨なルシファー」が面白くて何度か見ていると、ジョンの歌の上手さに,はたと気が付き、オニュの声の素晴らしさに気が付き、SHINeeにはまるのは必然なのでありました。



考えてみると、SHINeeくんたちもルシファーも単独で聞くとすごいかっこいいのだか、ほかのもろもろのスターさんたちと並ぶと決して目立つビジュアルでもないし、特に目立つ楽曲でもないしって感じで、それでもこんなに惹きつけてしまう魅力ってなんだ?と探らずにいられない私なのでした。

テーマ : SHINee
ジャンル : アイドル・芸能

SHINeeにはまるきっかけ1

最近K-POPにはまっている。
お気に入りはSHINee

K-POPにはまった経緯は、まず「SMAP×SMAP」で中居くんがやってた少女時代のパロディの「昭和時代」を見て、これにはまり、youtubeをあさってたところ、関連動画に少女時代やKARAが表示されたことから始まる。
そして本物の少女時代を見たら、そのクオリティの高さにすっかりはまり、ついでにKARAを見たらこれまたすごく気に入るという状態になった。

たぶんおおかたのKPOPファンはこのルーチンではまっていくのではないだろうか?
これが2012年秋の話。
この時点でたぶんBOYSグループにはまることはないだろうなぁと思ってた。

しかし今年の初め資格の勉強をしながら、youtubeで長めの音楽でも聞こうと思い、少女時代の東京ドーム公演?(これが結構長くていい!)を堪能していたのだが、何回も聞いているうちに飽きてしまう。


そんなとき仁川K-POPwave(2011)を発見した。
これは結構長くて、たぶんKPOPの売れてるグループが全部出てる感じで、いろんな曲が楽しめてよかった。
そして何度か聞いているうちに、ふと、たぶんこれって最後に行くほど売れてるグループなんだろうな~ということに気付きはじめた。
大トリはSuper juniorだった。

歌ってるのはMr.Simple。

何度か見てるとこの不思議な曲とグループに興味を持ってしまった。
(ちなみに今はまっているSHINeeくんたちもこのLIVEで出てるのだが、まったく印象に残らず><)
話は戻ってSuper juniorなのだが、まずヒチョルさまの奇特さ、そしてそんなにかっこよくないのにやたらカメラに抜かれるウニョク。なぜ?なんなの?という状態からSuper juniorについて調べ始めたのはいうまでもありません。




つづく

テーマ : SHINee
ジャンル : アイドル・芸能

ブルー・ブラッド

ブルー・ブラッド―ヨーロッパ王家の現代史
山下 丈

ブルー・ブラッド―ヨーロッパ王家の現代史
ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花 (白水uブックス) ヨーロッパ王室の女たち ―愛と欲望の裏面史 (中経の文庫)
by G-Tools




ブルー・ブラッド
非常に読み応えのある本でした。
以前に『ロマノフ家の最期』を読んで、ニコライ2世一家の処刑やアンナ・アンダーソンのことをもっと知りたくなったのだが、この本はその要望をかなり満足させてくれた。
第1次大戦の頃のヨーロッパは英国ヴィクトリア女王を中心としてその子、孫が各地の王室に嫁ぎ、特にドイツ、ロシア、イギリスのつながりは強く、身内といっていい関係だった。この3国についてコアになる人物を中心に書かれているが、それが実に面白い。本の最後にこの3国の王室の系図があるのだが、これがかなり役にたつ。
この本ではバッテンベルク(マウントバッテン卿)の由来について詳しく書かれているのだが、なぜ貴賎結婚の子孫にこうも焦点を当てるのか不思議でしょうがなかったのだか、エリザベス女王の夫フィリップ殿下がこの名前を名乗ることになり、他にもイギリス王室の中にマウントバッテンが入ってる人がいる!そういうことなんですね!ということで、現王室の名前の由来を知るにはもってこいの内容でもあります。
この3国の中で、王室が残ったのはイギリスのみである。思うに、幾多の革命や戦争を乗り越えて残った王室というのはかなり強いと思う。この平和な時代に「王室は必要か?」とかいうアンケートがよくなされるが、「いや、なくならないでしょ」と思う。日本の天皇家もしかり。現代において廃止の理由といったら、税金のムダとかそんな程度の理由しかなく、イギリス王室は莫大な財産を持っていて、国家からもらわなくったって、全然やっていけますから!てなもんである。逆に国に払っている税金の方が高いような・・・。調べていくうちに、エリザベス女王の離宮というコラムを見つけた。彼女は6つも城をもっているんですね~。それはゆくゆくはウィリアム王子夫妻のものになるのですね~。ふふふ~ははは~。(笑うしかない)。このサイトのエリザベス女王にまつわりエトセトラにこんなQ&Aがあった。
Q.エリザベス女王は、ハンドバッグを使ってお付きのスタッフに意思表示をすると言われている。ディナーの席でバッグをテーブルの上に置いたら、それは5分以内に立ち去りたいということ。では持ち手を変えたときにはどんなことを訴えている?
A: 誰かと話をするのに飽きた。
ちなみにエリザベス女王の伝記を執筆した作家によると、女王がいつも手にしているハンドバッグの中には、老眼鏡、ミント・キャンディー、万年筆、手鏡、口紅、教会への寄付のための紙幣などが入っているのだとか。

飽きたって・・・。もしこのことを相手の人が知ってた上で、持ち手変えられたら・・・悲しい(涙)

まあイギリスはこのくらいにして。
問題は悲劇のロマノフ家である。
この本によると、皇帝一行はサンクトペテルブルクからトボリスク、さらにエカテリングルクへ移送され、イパチェフ館で一家全員射殺された。そして遺体の始末に手間取る。皇太子アレクセイと3女のマリア皇女の遺体は焼かれたが、その他の遺体は硫酸をかけて埋められた。これはソビエト(革命側)政府と白軍の争いがまだ続いており、白軍が間近に迫ったことで、皇帝一家を奪い返されることを危惧したレーニンの指示によるものである。その後皇帝一家以外の皇族も別の場所で処刑されていることから、ソビエトの方針に容赦はない。ただ皇帝一家にはトボリスク移送以前に亡命の機会はあったのにと思うと残念である。この当時のヨーロッパではテロであっても、関係のない夫人や子供まで巻き込まないように配慮していたようである。だからソビエト側の皇帝と皇太子は処刑したが皇后と皇女達は無事であるとの嘘の発表も当然のように受け入れられたと思われる。
 イパチェフ館では近距離からの発砲を受けても皇女や皇太子はなかなか死ななかった。それは異常な生命力というよりコルセットの中に縫い付けていた多くの宝石で守られたせいでもある。結果、死んでいない者は銃剣で何度も刺されて絶命した。そして遺体はトラックに積まれて運ばれる。アナスタシアが逃亡するとしたら、このトラックで輸送されてる間、関係者がトラックから離れた一瞬という仮説となる。自分はアナスタシアだと主張し続けたアンナ・アンダーソンにはこの間の記憶はなく、誰かに助けられ、馬車の荷台に横たわってルーマニアにまで運ばれたということである。その後ベルリンで川に身を投げたところを助けられ、病院に入れられ、しばらくたってからアナスタシアだと名乗りだす。彼女が本物か偽物かを見極めるために、何人もの関係者が彼女と面会する。中でも身近な存在であった家庭教師のジリヤールは彼女は偽物だと証言する。皇帝一家と共に殺された侍医ボトキンの息子グレプは彼女は本物であると証言し、そののちずっと彼女を支援することになる。ニコライ2世の母親であるマリア皇太后は彼女との面会を拒み続けた。それは彼女が本物であるということは皇帝一家の虐殺は事実ということになり、皇帝一家がどこかで生存していると信じる彼女の説を打ち消すことになるからである。また次期ロマノフ家の当主の問題等もあって彼女は面会をしなかった。たまにしか会っていない親戚と違いこの3人の見解は大きな意味を持つと思う。しかし本物説を展開するグレプ他の支援者はロマノフ家の財産を継ぐ権利がアンナにあるという立場をとり、金銭目当ての感も否めない。一方否定説をとるオリガ大公女、クセニア大公女達も自分たちの取り分を確保するために否定しているといえば、そう思えなくもない。しかし、どちらにしてもロマノフ家の遺産はあまりなかったようである。(もちろん一般庶民からみたら相当の額はあったと思うが・・・)亡命したマリア皇太后の生活費をめぐっては、実家のデンマーク王室は彼女に宝石を売って生活費を工面するように要求したが、それを拒んだ皇太后のために仕方なくイギリス王室が彼女の年金を払うことで決着がついたくらいである。どちらにしろドイツの裁判所での判決は彼女が本物であると断定できないというものであった。それまでにも本人かどうかを判断するために彼女と面会した人達は手ぐすねひいた状態で嘘なら暴いてやろうと、本人しか知らない質問を投げかけたに違いなく、それでも偽物であるとは言い切れない部分があったのが不思議である。だれかが彼女に入れ知恵していたのだろうか。
 DNAの鑑定からも、彼女は赤の他人であると結果が出たようであり、いったいどうしてこんなことになったのか。死ぬ前に手記でも書いてほしかった。

再びイギリス
 エドワード8世とジョージ6世について読んでいると、「英国王のスピーチ」とhuluで観た「ロスト・プリンス」というドラマを思い浮かべる。特に「ロスト・プリンス」はエドワード8世とジョージ6世の末の弟ジョニーが主人公で英国王のスピーチの中でもチラッと会話の中ででてくる存在である。彼はてんかんと自閉症を持っていて、人前に出すのを気にした母親が彼だけ別の屋敷に住まわせ、そこで親身に世話をする乳母のララと彼を中心とした地味な物語である。しかし立場が立場だけに、出てくる人はほとんど皇族や首相と背景が派手なのである。そしてその中にはイギリスに訪問したニコライ2世一家もいたりする。(ここではニコライ2世は優柔不断、アリックスは神経質に描かれている。ニコライ2世は写真撮影ですらあっさり写ることができない)ジョニーと仲良しの兄が1人だけいるのだが、それが誰であるのかが忘れてしまった。ジョージ6世?だったのかな?とにかく利発な王子だった印象。
話は戻ってエドワード8世。人気はあったようだが、どうも空気読めない人な印象である。シンプソン夫人の前につきあっていたのも人妻だったらしいし、次期国王の自覚薄いのである。退位してからも、財産は相当あったにもかかわらず(皇太子時代に所領からの収入がかなりあった)年金をもらわずにはやっていけないと新国王にお願いし、信じた新国王が年金を決めると、大蔵省から「そんなはずはない、財産は相当あるはず」と逆に突っ込まれたりするはめになる。そしてヒトラーとも親交があったりと、かなり危なっかしいキャラである。彼が国王をさっさとやめたのは、英断だったのではないでしょうか。

チューダーズ その3

チューダーズについて思いつくまま感想を書いています。

人物についての感想

後半にひょっこりレギュラーで登場の
サー・フランシス(眼帯の男)
重苦しい中でちょっとプッと笑えるのいずれもこの人のシーン。
まず、反乱が起きてヘンリーが自ら兵を率いるといきまいているとき、
「陛下が出るまでもありません。
 もちろん獅子のような陛下にはだれも敵いませんが」
「サー・フランシス、お世辞を言えとは言ってない」
「失礼しました」
のくだりが吹き替えで聞くと、ケンコバが謝っているように聞こえて面白かった
です。
次に、サー・フランシスがエドワード・シーモアの嫁と不倫しているとき。
シーモア嫁がベッドで夫の秘密について教えてあげると言った時にやけながら「(ベッドの)謝礼として教えてくれるのか?」
「あなたそこまで上手くないわよ」
笑「でも悪くはないだろ~」
↑演技じゃなくほんとに笑ってる感じ。
セリフはうろ覚えですが、ちょっと笑えるシーンです。

グレーブスのアンについて

彼女の兄が高慢で嫌な奴だったせいで(第2次世界大戦時のドイツを思わせる立居振る舞いだった)巻き添え食ったのがアンという感じです。
好みのうるさいヘンリーの代わりに花嫁の容姿調査に行くのは、やっぱり、目利き度プロ級の輩、サフォーク公とかサー・フランシスとかに行かせれば・・・
でもクロムウェルの立場から目上の人に頼むわけにいかないし、うーん、ここは大事なところなんで王自らが命じるべきだったよね。(←とかドラマに突っ込んでみたりする)
だってその目利き術はキャサリン・ハワードの発掘に見事に活かされましたから。
あの連携プレーはすごかったね。サー・フランシスが見つけてきて、サフォークが見極める、うんすごい。横にいたシーモア兄は多分わかってないわかってない。(←勝手に決めつける)

チューダーズ その1
チューダーズ その2

Tudors: Complete First Season [DVD] [Import]
Tudors: Complete First Season [DVD] [Import]


チューダーズ その2

ヘンリー8世役のジョナサン・リース・マイヤーズについて

最初はなんとも思わなかったのですが、見続けていくと「かっこいーよー!」
「はまっちゃったよー」あの眼といい、頭の小ささといい、スタイルの良さとい
い、中世コスチュームの見事な着こなしといい、彼なくしてはこのドラマはあり
得ない!
このドラマの国王の衣装のデザインの素晴らしさは群を抜くがそれを着こなすジョナサン・リース・マイヤーズ!の素晴らしさ!
女性王妃陣も全く寄せ付けない一人ファッションショー状態。
途中ちょうちんブルマみたいなのを穿いてるときには、ヒヤヒヤしたけど
そんなにおしゃれ度を損じてなかったです。
彼はすごくスタイルがいいに違いない!と決めつけていたのですが、全裸のシーンがあり(後ろ姿でしたが)それがちょっと意外でした。おなか周りとか普通にぜい肉がついていてそんなにむちゃくちゃスタイルがいいわけではないのです。それなのに衣装を着たらあら不思議!着やせするタイプなんですね、うんうん。
しかし後半は足を悪くして杖をつくようになったので、体が傾き、せっかくの衣装があまり見栄えがよくなくなり、全体的に黒が多くなったのが残念でした。
でも若年から晩年まで演じてるのをみてると、いったいこの人は実際は何歳なのか、気になって調べてみたらシーズン1で30才だった。まぁ妥当な感じ。サフォーク公役のヘンリー・カヴィルがシーズン1で24才。若かったんだねw


キャサリン・ハワードについて

彼女の最後は悲しかったです。牢に断頭台を持ってきてもらって、練習している姿が、健気でした。(でもなぜに裸で?)
疑問なのですが、彼女が部屋から飛び出して陛下に話を聞いて!と訴えた後、さすがのヘンリーも可哀そうに思ったのか、ガーデナー司教を彼女の元にやって、恩赦を与えるつもりだと説明させます。そこでデーラムと婚約していたのだったら、陛下との結婚は無効となり王妃の地位は失うが、命は助かるでしょう、と悪の権化のようなガーデナー爺ですら、親切に説明してやってるのに、キャサリンときたら婚約はしていませんでしたって、えっ?!この娘わかってるの?どしてそんなこと言うの?ガーデナー爺もう1回説明してあげて!彼女が実際にどう思ってこう言ったのかわからないのですが、まさか断首になんてならないと思っていたのでしょうか。

チューダーズ その1
チューダーズ その3



チューダーズ <ヘンリー8世 背徳の王冠> DVD-BOX1
チューダーズ <ヘンリー8世 背徳の王冠> DVD-BOX1

チューダーズ その1

海外ドラマ「チューダーズ」をみています。
このドラマほんと処刑シーンが多くて凹みます。
断首、火あぶり、釜ゆで、拷問
ほんと多いです。
しかも断首がギロチンじゃなくて人が斧でたたき切るので、失敗もたまにあり
その際の「ギャーー」とか叫び声聞くと、残酷すぎてもう・・・
ギロチンが発明されたのもわかります。
アン・ブーリンがせめてものお情けにとフランスから腕のいい首切り人を呼ぶように頼んだのがわかります。彼女は一発で切れないことが多いのをよく知っていたのですね。あぁ。
しかも回を追うにつれて、処刑シーンが具体的になってくるんですよね。たとえば、断首より重い刑としてよく出てくるのがタイバーンまで連行した上、半殺し程度に首を吊って、意識のある状態で腹を引き裂き内臓を取り出して本人の目の前で燃やしたあと、局部を切り取って断首の後、死体を八裂きにするって残虐すぎる刑がよくでてくるのですが、最初はセリフだけだったのが最後の方は映像化もありました。もちろん切り口とかは実際には見せないのですけど。十分にグロいです。
しかも処刑っていうのは当時の庶民の娯楽だったらしいorz
このドラマはグロ>>>>>エロだと思う。ってゆうかエロなんかどうでもいいくらいに処刑シーンが後を引く。うっ。

考えてみると、日本の武士の切腹はほんとすごいと思う。
いったいこの制度はどこから来たのでしょうか。
介錯人が首を切るのが残酷に思えなくて、むしろ苦しみを長引かせないための情けを感じるこのやり方。すごいです。

話を戻すと6人の妻のうち、当初興味があったのはアン・ブーリンとキャサリン・ハワードだけだったのですが、通して見ると6人ともキャラクターが描きこまれていて見応えありました。
一番好きだったのはやっぱりジェーン・シーモア。
彼女の出るシーズンはヨークシャーの反乱があって終始暗い流れだったのですが、彼女が唯一の救いでした。でも出番は少なかった(涙)
それにしても彼女はあんなにも慈愛に満ちた人なのに、その兄弟のあの冷血ぶりはどこから来たのでしょう。お父様も優しげな人だったのに。

続きます。
チューダーズ その2
チューダーズ その3


チューダーズ <ヘンリー8世 背徳の王冠> DVD-BOXⅡ
チューダーズ <ヘンリー8世 背徳の王冠> DVD-BOXⅡ

CD「ONE PIECE MEMORIAL BEST」

ONE PIECE MEMORIAL BEST 通常盤
ONE PIECE MEMORIAL BEST 通常盤

買うかどうしようか迷ったけど
買ってよかった~。

初回限定版のDVDばっかり聞いてます。
やっぱり画像を見ながら曲をきくと
楽しさ倍増。

私のお気に入りは。
オープニング2曲目の
「Believe」Folder5と
エンディング2曲目
「RUN!RUN!RUN!」大槻真希です。

このころの曲は聞いててすごく元気でます。
「RUN!RUN!RUN!」の中で子供の頃のメンバーが
走ってるシーンがあるんだけど、サンジのキックが曲にぴったり
合っててすごく気持ちいい(何回も見てしまった)

あと最近の「東方神起」の最近の「Share The World」
もなかなかかっこいい。

私はどっちかっていうと「NARUTO」派だったけど
ワンピースがインペルダウン編になってから
急激に面白くなって目が離せません。
個人的には。「ワンピース」はアニメ「NARUTO」は
漫画の方が面白いような気がする。
「ワンピース」のあの面白キャラ達はやっぱり声優の声で聞いたほうが断然面白
い。「ワンピース」のおかげで日曜に9時に起きる(いちようドラゴンボール改
もチェックしてる)のもあまり辛くないのです。

本「床下の小人たち」

床下の小人たち (岩波少年文庫)
床下の小人たち (岩波少年文庫)


原題:BORROWERS メアリー・ノートン著

ジブリの次回作「借りぐらしのアリエッティ」の原作です


<あらすじ>
ケイトはメイおばさんから、おばさんが子供の頃に弟から聞いた
床下に住む小人たちの話を聞く。

それは弟がリウマチで療養していた親戚のソフィおばさんの
家の床下の話。
その床下にはポッドとホミリー、アリエッティの親子3人が暮らしていた。
アリエッティのお父さんであるポッドは床上から「借りて」くるの
が得意だ。たとえば人形用の食器だとか、帽子のピンだとか、
ビンのふたとか、そんなものだ。
でも「借りて」くるのは大変な作業である。
なにせ、人間に見られてはいけない。
見つかると、移住しなければならなくなるから。
アリエッティの母親は今の住みかが気に入っている。
暖かくて、食べ物にも困らず、アリエッティを育てるのにも
いい環境だからだ。彼女はアリエッティが本を読むことが
できるのを自慢にも思っている。

ある日、アリエッティはお父さんと一緒に床上に借りに行くことに
なった。初めて出た地上に浮かれたアリエッティは桜の木の下で「男の子」
に見つかってしまう。2人は話をするのだが、アリエッティは
この世の中には小人はたくさんいるが、人間はちょっとしかいない
と主張し、男の子は、人間は何億といるが、小人なんて他にはいないと
主張する。そこでアリエッティは他にも小人がいることを証明するために
ちょっと離れたやぶに住んでいるという親戚のヘンドリアリおじさん宛てに
手紙を書き、それを「男の子」に運んでもらうことにする。手紙は玄関の
靴ふきマットの下において置くと約束する。
手紙を置きに行くチャンスを待っていたアリエッティは
4日後にやっと手紙を置くことができる。
男の子は約束どおり、手紙を運び返事を持ってきてくれるが
そこには「おまえのルーピーおばさんに帰るように言ってくれ」と
書かれていた。つまりヘンドリアリおじさんの妻であるルーピーおばさんが
行方不明になっているということだ。
しかし、ポッドたちはそのことよりもアリエッティの軽率な行動で
男の子に居場所を知られたかもしれないことに動揺する。

その夜、床がはがされる音でホミリー達は大騒ぎになる。
しかしそれは男の子が、人形用の食器ダンスやいすを
差し入れにきてくれたのだった。最初はいぶかしがっていたホミリーも
どんどん物が運ばれてくるにつれて、大喜びする。

アリエッティはひまな時に男の子に本を読んであげる。

しかし、男の子があまりにもいろんな物を持ち出したために
意地悪な料理人のドライヴァおばさんが気づいてしまう。
おばさんは夜中寝静まってから、こっそり台所に行ったときに
床下に何か光るものを見つけ、板をこじ開ける。
そして小人を見たと大騒ぎし、床下に隠してあったガラクタを
取り出してしまう。
男の子は騒ぎが静まってからアリエッティ達を別の場所へ移そうとするが
再度ドライヴァおばさんに見つかってしまい、3日後にインドへ出発するまで
部屋に閉じ込められてしまう。ドライヴァおばさんはねずみ駆除の業者やらを呼
んでアリエッティたちをいぶしだそうとする。しかし男の子は一瞬の隙をついて
アリエッティ達の住みかとつながっている格子戸をつるはしで叩き壊し、アリエッ
ティ達の逃げ道を確保する。しかし彼女たちの無事は結局確認できないままに出発する。

その後、弟からその話を聞いたメイおばさんはアリエッティ達が移住したと思わ
れるやぶを探しまわったりしたが、彼女たちの姿を見ることはなかった。しかし
置いておいた彼女たちへの贈り物の袋が翌日にはなくなっていたり、何かの料理
の匂いはしたという。そして極めつけにアリエッティが持っていたメモ帳を発見
したという。そこまで聞くとケイトはその存在を確信するのだが、メイおばさん
は「そうでもない」という。
「アリエッティの「も」という字には癖があったのだが、「弟にも同じ癖
があったのさ」


<感想>
「借り手」「借用者」原題のBORROWERSの意味だ。
この話では「借りてくる」という言葉がよく出てくる。
まあ人間界でいえば「失敬する」的な行為なんだけど。

アリエッティは本を何冊か持っていて(豆本みたいなもの)
中にはメモランダムというタイトルの真白で何も書かれていない
本もある。
私はこのくだりが最初に気に入った。
人間がぞんざいに使っているものでもアリエッティにとっては大事なものなのだ。
だがこのメモ帳の存在が最後の重要なキーアイテムとなる。

実は私は最後の1行でひっくり返りそうになった。
えーっ、弟の空想話だったの?なんなの?という終わり方で、謎に包まれたまま
終わるのである。
原書で読むとまた違う感じなのかもしれないが、ほんとに眠気も覚める
終わり方である。
そしてここに、作者の遊び心がふんだんに出ていると思うのだ。


(私はこの終わり方に「スイミング・プール」というフランスの映画を
思い出した。この映画も負けず劣らず「えっー!?」度は高いのである。
是非一度は見て欲しい)

スイミング・プール 無修正版 [DVD]
スイミング・プール 無修正版 [DVD]


果たしてジブリがこの結末をどう描きだすのか?
非常に楽しみである。




Kari-gurashi~借りぐらし~(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)
セシル・コルベル
B0036W3X6C



テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

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